5月28日(水)にノーコードツール「Adalo(アダロ)」を活用した業務改善ワークショップを開催しました。
「Adalo」は、初心者でも直感的に使えるノーコードツールで、プログラミング不要でスマホやWebアプリを簡単に作成できます。学びやすく、他ツールへの応用もしやすいのが特徴です。
今回は、講師に株式会社セラピア代表取締役の田中圭氏をお招きし、デジタル化推進における課題や、現場からデジタル化を進める「自走型DX」についてお話しいただきました。
実際に業務日報アプリを作成する体験を通じて、業務への応用のヒントを探りました。
🌟【自走型DXのはじめかた 講演者:㈱セラピア 代表取締役 田中 圭 氏】
ノーコードツールを活用し、現場の担当者が自らアプリを作ることで業務改善を進める「自走型DX」の考え方を紹介。
DXが進まない原因として「現場に合わない外部ツール」「情報不足」「ITスキルの不足」が挙げられ、それらを“自分たちで作る”ことで解決できると説明されました。
また、「Adalo」の特徴として「短期間で学べる」「IT知識が不要」「応用がきく」といった点に触れ、ノーコードツールの可能性を解説しました。
🛠️【「Adalo」の基本操作とアプリ開発体験】
スマホアプリやWebアプリが簡単に作れるノーコードツール「Adalo」の基本操作を学習。実際に業務報告(日報)アプリの制作に挑戦しました。
ドラッグ&ドロップで画面を作成し、データの連携までを体験。初心者でも短時間でアプリの形が見えることで、「これなら自分たちでも業務に使える」という実感につながりました。
📣【県内企業の活用事例紹介 講演者:㈱五目亭 代表取締役:五十嵐 淳 氏】
㈱五目亭の五十嵐社長より、自社の業務効率化を目的にノーコードツールを活用したアプリ開発事例を紹介いただきました。
これまで紙の日報やFAXで本部とやり取りしていたため、印刷・保管・手入力などの負担が大きかったものの、既存のITツールは業務に合わず導入に至りませんでした。
そこで「Adalo」を使い、現場に合った社内アプリを独自開発。短期間・低コストで始められ、カスタマイズしやすい点からスムーズに社内に浸透。紙の業務のデジタル化により、作業効率を向上させ、参加者の大きな関心を集めました。
🗣️ 【参加者の声(一部抜粋)】
・「Adalo」の導入障壁が非常に低く感じた為、自社のデジタル化へ活用したい。
・アプリ作成を体験できたことが、大変参考になった。
・実際に使っておられる企業の方の声が聞けてよかった。
今回のワークショップは、現場から始めるデジタル化の第一歩を体験してもらう機会となりました。今後も、県内企業の皆さまが「学びながら実践できる」場を提供していきます。