10月17日(木)に北陸技術交流テクノフェア2024特別講演会を開催しました。AI研究の第一人者である慶應義塾大学教授の栗原聡氏に「人工知能最前線 ~AIと人間の未来~」と題して、人口減少社会での発展を支えるAIの可能性やAIの進化が今後、どのような未来を形成していくのかについてご講演いただきました。講演の中ではChatGPTをはじめとする生成AIの登場を「AIの民主主義」と定義され、誰もが簡単に等しく活用できるフェーズに突入したと指摘されました。人間の指令に対して回答する単方向な活用方法が今後のAI技術の進化により、AIが人間の意図や場の空気を読み取り、人間に対してアプローチをすることができる双方向的な活用が実現されると強調されました。最後に栗原氏が総合プロデューサーを務めた「TEZUKA2023」のエピソードやアメリカ西海岸の自動運転の事例を紹介され、講演会は盛況の内に閉会しました。